にほんのおこめ

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お米を釜で炊いたご飯の美味しさとその作り方

最近では、お米は電気炊飯器で炊くことが当たり前になり、釜でお米を炊いたことのある人は数少なくなっています。
確かに、現代の電気炊飯器は、誰が作っても同じクオリティのご飯が炊き上げることができる優秀なものです。
しかし、食べ比べてみれば一目瞭然で、釜で炊いたご飯には到底太刀打ちできません。
特に、冷えた時のご飯を食べてみれば、ここまで差があるのかということがはっきりと分かるでしょう。
釜には色々種類がありますが、ベストなのは二重蓋になっている炊飯用の土鍋です。
蓋を二重にすることによって内圧が確保され、さらに、蒸気が過剰に逃げるのを防いでご飯をよい感じに蒸らしてくれます。
炊き方自体はいたってシンプルです。
研いだ後に一時間ほど水に浸したお米と適量の水を入れて中火で煮て、鍋から水蒸気が出始めれば弱火でさらに5分ほど炊きます。
焦げた臭いがし始めたら火を止めて、さらに、5分ほど蒸らせばできあがりです。
底はお焦げご飯になっていますが、それがまた良い味わいとなります。

お米と釜で作る美味しいご飯

ふっくらと美味しく炊けたご飯は、ご飯だけ食べても美味しいものです。
最近では、パンを食べる人も多くなっていますが、日本の食生活では、まだまだお米が主役です。
お米には、赤飯やおもちなどに使われるもち米と、うるち米があります。
米作りは、弥生時代に始まったと言われていますが、その頃、うるち米は煮て食べられていました。
奈良時代になると、水分が少なめの粥を土鍋で作って食べるようになり、この固めの粥が現在のご飯のルーツとなっています。
奈良時代の終わり頃になると、水分がますます少なくなり、江戸時代になると、蓋のある釜が普及するようになります。
そして、現在の炊飯器と同じ炊き方である炊き干し法というご飯の炊き方が定着します。
炊き干し法は、米が水分を吸収するまで炊く方法です。
炊き干し法のおかげで、多くの人々が美味しいご飯を食べられるようになったのです。
現在では、高い技術力で作られた炊飯器で、簡単に美味しいご飯を炊くことができますが、その裏にはお米と釜の長い歴史があるのです。

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2024/3/14 更新

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